無申告を解決する3つのステップ
「気づいたら数年も確定申告をしていない…」「怖くて税務署に行けない…」
そんな不安を抱えている方はいませんか?
無申告を放置していると、加算税や延滞税がどんどん膨らみ、支払う税金が倍近くになるリスクがあります。ですが安心してください。無申告は正しい手順で進めれば解決できます。今回は「無申告を解決する3つのステップ」をわかりやすく解説します。
ステップ1:何年分が対象かを確認する
まず最初にやるべきことは、「何年分の申告が必要か」を確認することです。
- 無申告は 原則5年分 遡って申告する必要があります。
- 悪質な場合は 最大7年分 遡られることもあります。
たとえば令和7年に相談するなら、最低でも令和2年分までの申告が必要になる可能性があります。ここを把握することで、どの程度の作業量と税金が発生するかイメージできます。

ステップ2:資料を集める
次に必要なのは、申告に必要な資料の収集です。
- 売上に関する資料(請求書、通帳、売上帳など)
- 経費の領収書やレシート
- 源泉徴収票(副業やアルバイト収入がある場合)
- クレジットカード明細
「全部揃っていないとダメなのでは?」と思うかもしれませんが、心配はいりません。足りない部分は通帳やカード明細などから推測して作成することもできます。大切なのは「集められる範囲で揃えること」です。
ステップ3:専門家に相談し、申告する
最後に、専門家に相談して申告をまとめることです。
無申告の申告書は、1年分だけでなく複数年を一気に作ることが多いため、非常に大変です。自力でも可能ですが、税理士に依頼すれば正確かつスムーズに進められます。
さらに、自主的に早く申告すればペナルティが軽くなる制度があります。
- 無申告加算税が通常15%のところ → 自主的な申告なら 5%で済む
- 延滞税も、申告・納付が早ければ早いほど少なくなる
つまり、早く動くほど損を減らせるのです。
まとめ
無申告を解決する3つのステップは以下の通りです。
- 何年分が対象かを確認する
- 必要な資料を集める
- 専門家に相談し、まとめて申告する
無申告は放置しても消えません。むしろ時間が経つほどペナルティは増えます。
「まだ大丈夫」と思っている今が、実は一番ダメージが少ないタイミングです。
勇気を出して、まずは現状を整理することから始めてみましょう。

現場の本音
無申告の解消は申告をして終わりではありません。むしろ申告をしてからが始まりとも言えます。なぜなら複数年の税金の支払が一度に来るからです。分割納税の申請をすれば、全体税率もかなり低くなります。生活に必要な資金や事業資金を差し引いてどれくらい税金が払えるかの分析をして無理なく納税をしていくことが大事です。納税計画を失敗すると、差押えになることもあります。
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