無申告を放置してしまう理由5選
「確定申告、やらなきゃいけないのは分かってるけど…」
そう思いながら毎年つい後回しにしていませんか?
実際、税務署は無申告者を把握していますが、それでも放置する人は少なくありません。では、なぜ多くの人が“危険”とわかっていても無申告を放置してしまうのでしょうか?
本記事では、無申告を放置してしまう代表的な理由5選を紹介し、それぞれの落とし穴と解決策をわかりやすく解説します。

目次
理由① 「少額だから大丈夫だろう」という油断
心理
「副業で月数万円程度だし、申告しなくても見逃されるはず」
こう思う人がとても多いです。
実際のリスク
しかし、少額でも繰り返すと延滞税や加算税で数十万円規模に膨らみます。
さらに、支払調書やマイナンバーで税務署にはすでにデータが届いているため、「放置=時間の問題で発覚」なのです。
解決策
たとえ少額でも申告すること。副業が年20万円を超えれば申告義務があるので、油断は禁物です。

理由② 「税務署は自分を狙わない」と思い込む
心理
「税務署が狙うのは大企業や脱税してる金持ちでしょ。自分は対象外」
実際のリスク
近年はAIとマイナンバーでデータが統合されており、個人こそ狙いやすい対象です。
支払調書で「収入あり」が確認できるのに申告がない場合、税務署にとっては「確実に税収が取れる相手」として調査リスト入りします。
解決策
「自分は大丈夫」は一番危険な思い込み。個人の副業や小規模事業者こそ、今は税務署に把握されやすい時代です。

理由③ 「やり方がわからない」
心理
確定申告は書類やルールが多く、初心者にはハードルが高いものです。
「青色申告?白色?控除?どうすればいいのか分からない」と考えて、結局先延ばし。
実際のリスク
分からないまま放置すれば、ペナルティが加算されて負担は倍増。
**「難しいから後回し」=「高額な追徴課税リスク」**に直結します。
解決策
- 会計ソフトを使う
- 税務署の無料相談を活用する
- 税理士に依頼する
「難しいからやらない」ではなく、「プロに頼めばいい」と割り切るのが正解です。

理由④ 「お金がないから払えない」
心理
「申告したら税金を一気に払わないといけない。今はお金がないから、とりあえず黙っておこう」
実際のリスク
払えなくても申告は必要。申告していないと「無申告加算税」「延滞税」がどんどん膨らみます。
さらに最終的には口座や給与の差し押さえに発展することもあります。
解決策
- 申告した上で「分割納付」や「納税猶予」を申請する
- 税理士を通して税務署と交渉する
「払えないから放置」は逆効果。正直に申告して分割相談をする方が圧倒的に安全です。

理由⑤ 「今バレてないから、このまま逃げ切れる」と思う
心理
「去年も申告してないけど何もなかった。だから今年も大丈夫」
実際のリスク
これは一番危険な考え方です。税務署はすぐに調査に来なくても、数年分まとめて一気に請求することがあります。
例:
本来の税金 200万円 → 延滞税や加算税を含めて 500万円以上 に膨らむケースも珍しくありません。
解決策
逃げ切れると思うのは錯覚。税務署は“時効まで泳がせてまとめて取る”こともあります。早めに申告して負担を減らすことが大切です。

まとめ:放置の理由は「心理的逃げ道」
無申告を放置する理由は、すべて「心理的な逃げ道」から生まれています。
①少額だから大丈夫 → 実際は延滞税で大きな負担
②税務署は自分を狙わない → 個人こそ狙いやすい
③やり方が分からない → プロやツールで解決可能
④お金がない → 申告後に分割・猶予の道がある
⑤今はバレてない → 数年後にまとめて請求される
共通点は「今は大丈夫」と思って放置することが、未来のリスクを大きくしている点です。
行動すべきは「今」
- 無申告は必ずバレる
- 放置すればするほど損をする
- 早めに動けばペナルティは軽く済む
自分だけで不安なら、税理士に相談するのが最短ルートです。
今日から行動を始めることが、未来の財産と安心を守る第一歩になります。

現場の本音
無申告に関しては皆さんが勘違いしていることがあります。
①資料が一部ない
⇒資料が全部揃ってなくても、無申告に慣れた専門家であれば現実的な推測により税務署が納得する申告をすることができます。完璧主義にならず対応可能な専門家にお願いしましょう。
②売上や経費を自分で集計しなければならないと思っている
⇒売上や経費の集計は丸投げ可能な専門家であれば専門家が行ってくれます。そのため、皆さんがやるべきことは袋や段ボール等に資料を入れて専門家に送付するだけです。
③納税する資金がないから申告できない
⇒一括で納付できない場合、分割納税の申請をすれば一括で支払う必要はありません。分割納税の申請が通れば延滞税も10%近く安くなるので安心です。しっかりとした計画を立てれば、無茶を言って来る税務署の担当者も無茶を言わなくなります。
⇒無申告や税務調査に関しての面白動画はこちらから

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